男性の管理栄養士について

特養3年→クリニック(栄養指導)3年の管理栄養士歴6年です。
6年働いて感じた事について、個人的な感想を綴っていきます。

男性で管理栄養士を目指しているけど、正直迷っている。
男性の管理栄養士って実際どうなの?活躍できるの?といった話題に触れていきたいと思います。
これから管理栄養士を目指す方や、管理栄養士として就職先に悩んでいる人の参考になれば幸いです!

①男性管理栄養士の割合

管理栄養士は女性が多いですが、男性でも管理栄養士に・・「なれます!」
管理栄養士養成課程のある大学はありますので、女子大以外は通えます。

地元の大学に通っていた管理栄養士の友人が、
管理栄養専攻の男女比率は1:9程で、ひと学年5人程だと話していました。
想像していた通り、やっぱり女性が多い職業ですよね。

女性が多いのは確かですが、男性管理栄養士が活躍する場はあります。
様々な研修に参加していた頃に出会った男性管理栄養士さんは、ほとんどが病院勤務でした。
男性管理栄養士は病院ではそれほど珍しくはないようです。

②給与について

そもそも、管理栄養士の給与は「安い」です。
平均年収は300~450万です。
令和2年度の民間給与実態統計調査(国税庁)によると、男性の平均給与は532万です。
ここまでを読むと、管理栄養士を諦めたくなるかもしれませんが、
女性が多い職種・男性管理栄養士だからこそのメリットがあります。

それは、男性管理栄養士は「管理職につきやすい」ことです。
理由としては、女性は結婚や出産で退社したり、出産で産休・育休に入り、
どうしても家庭優先になってしまう事が多いですが、男性はそれがありません。
そのため、男性の管理栄養士のほうが栄養課長などの役職につき、給与アップしやすいです。
一般企業は男性が多く、昇進するにはライバルが多いので、そういった面ではメリットかなと思います。
※だたし、管理栄養士の配置が多い病院に限ります

③就職先

ここまで見てきたら、きっと分かると思いますが、
お勧めは「病院」です。給与について考えるのであれば、「企業」の営業職・・でしょうか。

「病院」がお勧めの理由は、
男性管理栄養士が多い、管理職につきやすい、キャリアアップしやすい為です。

④将来性

男性の管理栄養士の将来性はどうなのでしょうか?
管理栄養士の需要は、高まってきていると思われます。

令和3年度介護報酬改定にて、
施設系サービスは、栄養士を1名以上の配置→栄養士又は管理栄養士を1名以上に配置に変更となり、栄養マネジメント加算が廃止されました。栄養ケア・マネジメントは通常サービスとなり、していない場合は減算される事となりました。
要するに、今まで施設管理栄養士がしてきた仕事が通常サービスとなり、施設は管理栄養士を配置しないといけなくなった ということです。

また、令和4年度の診療報酬改定に関しても、管理栄養士の活躍の場が増えると考えられます。

⑤まとめ

男性管理栄養士の活躍の場は「あります!」
給与面など、心配なところもあるかもしれませんが、
男性管理栄養士だからこそのメリットもあるので、
「やってみたい」気持ちがあれば、就職先・今後のキャリアを考えながら
チャレンジしてみるのも良いと思います!

ちなみに、管理栄養の専攻には女性が多いですが、
サークル活動やアルバイトをしていれば、男友達も全然できると思います。

以上ですが、いかがでしたか?
少しでも参考になれば嬉しいです。

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